秋本番に聴くべき落語と楽しい食事情報がある。「星のや東京」へ。

秋本番に聴きたい落語や、楽しい食事イベントがあればぜひ参加したいですね。

そんな情報を見つけたら、時間があれば参加してみましょう。

秋といえば、やっぱり「食欲の秋」です。

暑い夏で食欲が落ちて、さっぱりしたのどごしの良い食べ物ばかり食べていませんでしたか?

ようやく暑さも和らぎ、過ごしやすい季節がやってきました。

秋といえば「秋刀魚」。この名前は、「秋」と魚の形状が「刀」に似ていることから「さんま」と呼ばれるようになったそうです。

魚には魚偏が多いですが、「秋刀魚」は日本人にとって特別な魚ですね。

人気の「まぐろ」は「鮪」、「たい」は「鯛」と、どちらも魚偏です。

秋の噺「目黒のさんま」は、秋を代表する落語です。まずは前菜から始めましょう。

古典落語で有名な「目黒のさんま」はある藩のお殿様とその家臣の日常を描いた話です。

ある日、暇を持て余していたお殿様が家臣に何かやることはないかと尋ねたことから物語が始まります。家臣が馬で遠出を提案すると、お殿様は大喜びし、すぐに準備を整えて出発すると言い出しました。家臣も慌てて準備をし、出立することになります。

目的地の目黒は、お殿様の住む武家屋敷から約10~12kmの距離だったと考えられます。現在では電車で約30分ほどの距離ですが、江戸時代ではどれくらいの時間がかかったのでしょうか。当時の目黒は江戸の田舎で農村地帯だったようです。

お殿様は馬で先に進み、家臣は必死に走って追いかけました。目黒で待っていたお殿様は空腹になり、到着した家臣に食事を尋ねましたが、急いで出発したため準備ができていないと言われ、不機嫌になりました。すると、近くの農村の人が昼食用に焼いていたさんまの香ばしい匂いが漂ってきます。それを家臣が譲り受け、お殿様に提供すると、脂が乗ったさんまの美味しさにお殿様は大満足しました。

満足したお殿様は屋敷に帰り、それからしばらくして再びあの美味しいさんまが食べたくなり家臣に命じます。しかし、調理番がいつものように蒸して骨を取り除いた状態で提供したため、味気ないものになってしまいました。そこでお殿様は「さんまは目黒に限る」と一言、これがオチとなります。

この古典落語の影響で、現在でも秋になると目黒では「さんま祭り」が開催され、多くのまが焼かれて振る舞われるイベントが行われています。目黒のソウルフードイベントともいえるでしょう。

秋の噺「さんま」を題材にして、星のリゾートが、コラボで食事提供していなす。知ってましたか!

星野リゾートでは、秋をテーマにしたおもてなしイベント「東京・ご馳走落語」が「星のや」東京で開催中です。秋といえば古典落語「目黒のさんま」が思い浮かび、秋の味覚として欠かせない「さんま」を堪能できそうですね。

落語は扇子を箸に、手ぬぐいを書物や煙草入れに見立て、情景や状況を巧みに表現する芸能です。このイベントは11月30日まで開催され、次の3つのプログラムが楽しめます。

①「落語講座」では、扇子や手ぬぐいの使い方や情景描写の方法など、落語の基礎を学べます。

②実際の落語会では、古典落語を鑑賞し、笑いに包まれるひとときを過ごせます。「目黒のさんま」も登場するかもしれません。

③落語にちなんだ料理とお酒を楽しめる食事タイムでは、宿泊者専用のプライベート空間「お茶の間ラウンジ」で特別な時間を満喫できます。

どんな料理が登場するのか、期待が高まりますね。

秋の噺「さんま」を題材にして、星のリゾートが、提供する食事はどんな秋を提供しているにかな。知りたい!

落語に登場する料理、さんまの炭火焼で秋の味覚を堪能できます。

残りの3品は「星のや東京」のオリジナルさんまを使い、工夫を凝らした一皿に仕上げられています。

さんまにフレンチの技法を取り入れた料理が特徴です。

①「秋刀魚コンフィの炭火焼」は、塩麹でマリネし、低温の脂でじっくり煮込んだ後、炭火で香ばしく焼き上げています。柔らかく骨まで食べられるのに形が崩れないのが驚きです。

②ポルチーニ茸と湯葉で包み揚げた「秋刀魚とポルチーニ茸の東寺揚げ」は、豊かな香りと美しい見た目が魅力です。

③「秋刀魚のルーロー」は、酢で締めたさんまと秋ナスを合わせ、ゼリー寄せのプルンとした食感が楽しめる一品です。

さんまと言えば塩焼きのイメージですが、一流料理人の手にかかるとこれほど多彩な料理に変わることに驚かされます。

秋の噺10月は「さつま芋」を題材にして、星のリゾートが、提供する食事はどんな秋を提供しているにかな。次回発表します。

 

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