秋本番にぴったりな落語や楽しい食事イベントがあれば、ぜひ参加してみたいですね。
「星のや東京」の10月情報をご紹介。秋の味覚を楽しみ、笑いで満喫しましょう!
秋といえばやっぱり「食欲の秋」。10月になると、北日本や山々から紅葉前線が下り始め、目にも楽しい季節の到来です。
秋の食材といえば、女性や子どもに大人気の「さつまいも」の季節でもあります。子どもの頃に「いもほり」をして、それを蒸して食べた楽しい思い出がよみがえる季節ですね。
今でも秋のスイーツに欠かせない「さつまいも」は、江戸時代には砂糖が高価だったため甘味の代用として重宝されていました。
秋の第一弾は9月の「さんま」、そして第二弾は10月の「さつまいも」。女性に大人気の「さつまいも」料理と落語で秋を存分に楽しみましょう!
秋の噺「芋俵」は、秋 「さつまいも」を題材にした滑稽噺です。想像しただけで、笑いが。
古典落語で有名な「芋俵」は、マヌケな泥棒を描いた噺です。
ある盗賊2人が、お店に盗みに入る計画を立てるところから始まります。
一人が芋俵を使って盗みに入る方法を提案し、相方がその方法を尋ねます。
俵とは、今では使われませんが、江戸時代には米などの食料を運ぶための入れ物で、人力で運びやすく重宝されていました。現代で言えば段ボールのようなものでしょう。
さて、落語の中では、この俵に芋の代わりに人を入れて、お店まで運びます。そして忘れ物をしたと偽って俵をお店に預け、夜になると中に隠れていた者が出てきて、大店の鍵を内側から開け、金品を盗むという計画です。
もう一人の男を探し、仲間の与太郎を加えて実行に移します。計画は順調で、俵を店に預けることに成功しました。
しかしその夜、店の小僧と下女が晩飯を食べ損ねたため、この芋俵の中の芋を食べようとします。ここからが一番面白い場面です。
手が俵の中に入り、与太郎の体を芋と勘違いします。人肌なので焼き芋かもと思い込みます。与太郎は触られながら笑いを堪えますが、ついに「おなら」が出てしまいます。
小僧が「気の早いお芋だ」と言い、これがオチになります。滑稽噺の情景に笑いが起き、みんなが大爆笑する展開です。
今回の秋落語題材は「大工調べ」です。どんな噺かな!
主人公の与太郎は、長屋の家賃を滞納し、大事な大工道具を家賃の代わりに持って行かれてしまった。仕事にも行けず、滞納額は一両と八百文。年老いた母親も抱え、困り果てていた。
そんな中、大工の親方である政五郎が様子を見に来た際、家賃滞納の話が持ち上がる。政五郎は懐から一両を取り出し、与太郎に「これで道具を返してもらえ」と言い、一緒に大家のもとへ向かう。しかし、大家は「八百文が不足しているので返せない」と突っぱねる。ここで一悶着。
政五郎は「不足分は後で払うから道具を返してくれ」と頼むが、大家は「ダメだ」と拒否。とうとう堪忍袋の緒が切れた政五郎は、「やい!大家、これだけ頼んで頭を下げているんだ。返さないなんて、てめえは血も涙もない人間の皮をかぶった畜生だ!」と怒鳴りつける。
その後、政五郎は町奉行所に裁きを願い出る。天下の名奉行、大岡越前が登場し、裁きの場が開かれる。
奉行はまず大家に「質株」を持っているか尋ねるが、大家は「持っていない」と答える。
質株なしで道具を没収するのは法律違反であるとし、奉行は与太郎に道具を返すよう命じる。
さらに、大工道具が使えず仕事ができなかった20日分の手間賃として「銀二百文」を大家に支払わせることを命じた。
この裁きには、与太郎も親方も大家も驚き、さすが天下の名奉行・大岡越前様だと感心する。この話を落語調で喜怒哀楽たっぷりに語れば、きっと楽しい噺になるだろう。
秋味覚である「さつまいも」を題材にして、星のリゾートが、提供する食事が提供される。
さつまいもを知り尽くしたシェフが手がける逸品です。
さつまいもは収穫後、2~3か月経つと水分が程よく抜け、甘みが増します。そんなさつまいもを使った料理をご紹介します。
「さつまいもとフォアグラのコロッケ」
さつまいもの自然な甘さとフォアグラの濃厚な旨味が絶妙にマッチした一品。フォアグラの芳醇な香りと、ホクホクしたさつまいもの食感が見事な調和を生み出します。
「さつまいものレムラード」
さつまいもの甘さをレムラードソースと組み合わせた料理です。レムラードはマヨネーズをベースに、マスタードやハーブ、ピクルス、ケッパー、レモン汁を加えたソース。さつまいもとの意外な相性をお楽しみください。
「さつまいもの焼きリゾット」
ブイヨンスープで味を染み込ませたご飯を冷やして焼く焼きリゾットを、今回はご飯の代わりにさついもでアレンジ。どんな食感と味わいになるのか、期待が膨らみます。
どの料理もお酒との相性抜群です。
楽しい時間とともに、美味しいさつまいも料理をぜひご堪能ください。
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