小朝落語とユニークなカルチャーが面白い、独演会から寄席へ行きたくなる

今日(10月14日)鎌倉芸術館おいて、春風亭小朝師匠の独演会が開催され拝見拝聴してきました。
独演会は始まりから、笑いの渦が広がり、いろんな場面で笑いが弾んでいました。やはり落語は面白い、楽しい
「出囃子」の軽快なひびきと共に幕が上がり、小朝師匠が高座にお座りになり開始の時間となりました。
会場に2000人の視線が一斉に小朝師匠に注がれます。
すぐに落語が始まるのではなく、会場がある地域などを話題にし小話して軽い笑いを誘う。また時事問題を絡めてお話を
して、今日にお客さんの感性を探りながら進めていき、ここを枕に少しづつ落語の話しに入っていく話芸はすごい流石です。
今日のお題は、源平合戦での見せ場で、厳島の戦いを「源 義経」「那須野与七」を主人公にした名場面が題材です。
平家が、厳島の海に小舟を浮かべそこに扇を置きそれに矢を射れるツワモノが源氏にいるかと言われ、義経は困っていた時に
那須野与一が躍り出て、我が射るまでを緊張の中に義経の形態などをとらえ面白く話すないようで、そのくだりでお客さんが
一斉に爆笑となる。
また、後日談で義経と現代にスーパーヒーロー「大谷翔平」へ繋げていくお話しにつながっていきました。
義経晩年に東北へ落ち延びていくことと、「大谷翔平」が東北出身と結びつけ笑わせる話芸は、過去と現在を結びつける話が
不自然でないのがまたおかしくもあり笑えます。
そんな落語カルチャーについて少し共通認識しいきましょう
100年以上前から難波(大阪)江戸(東京)中心に、寄席小屋での演芸のひつつとして、庶民の娯楽となっていった。
その内容は日々の暮らしの苦しさを笑いに。お上への不満うっぷん晴らしと浸しまれ今日と引き継がれている。
特に他の演芸と違い、演者が道具である「扇子」「手ぬぐい」そして最大の道具であり、武器の「話芸」で大客さんが引き寄せる
なんとも軽装備は演芸である。
歌舞伎とはまた、違う芸風が面白い
その特徴は、言葉、話しぶり、動きでお客さんに情景を頭の中に描かせ、滑稽な場面を演出し、笑わせる。
なんと会場にいる老若男女、世代、生活習慣が違う人たちが一斉に大爆笑するなんと素敵なカルチャーであろう。
独演会がハードル高いと思われる方は、東京には常設の「寄席」があります。 下町の浅草・上野界隈、巨大駅ターミナルである新宿、池袋駅近くに
もあるので、一度見学観戦をお勧めします。
基本寄席はお休みはありません。
寄席のいいところは、入場時間に規制はありません。営業時間であればいつでも入場できます。また好きな時に退場できます。時間に
縛られない自由さがいいです。
また、飲食についても見ながら飲み食いOkです。
入場前にコンビニ、スーパーでお弁当など購入して見ながら食べてもOKdです。
唯一の注意事項は、大声を出してはいけないことくらいです。大笑いはOKです。
寄席は演芸全般をやっていますのでちょっとした遊園地です。
落語、漫才、コント、マジック、音楽コント、漫談、紙切りなど 演者も若い方からベテランまで年齢層もいろいろです。
落語に教育方法は、昔ながらの「師匠」「弟子」との子弟制度がいまも続いている方法です。
師匠・兄弟子と今の若い人には理解できない世界ですが、若い方も修行している姿は、伝統が保たれています。
この子弟制度は、歌舞伎などにも引き継がれている文化です。

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