落語では珍しいお題である「死神」は不吉な名前でもあり、なんとなく怖いイメージがあるが、そのお噺が出来上がった来た経緯、歴史を知ると以外なことが解ってきた。また、この落語噺の面白さがわかってくる。みんなもこの「死神」をちょっとのぞきにおいでよ、新たな楽しさを発見するかもよ。
落語「死神」怖い!呪文アジャラカモクレンテレッツケ!その経緯からご紹介!。
落語「死神」はグリム童話「死神の名付け親」をもとに、明治時代に初代三遊亭圓朝が作った新作とされている。今では古典ですが。
★あらすじ
古女房からは雑ごと言われバカにされている男が家を飛び出し、大きな木で首をくくろうかと思っていると後ろから「死神」に声をかけられる。
死神はおまえはまだ、寿命があるから死のうと思っても死ねない。金を儲ける仕事を教えるとい言うのだ。医者になって病人の寝ている部屋にいき、死神が枕元にいれば病人は寿命がつきて死亡する。足元にいれば呪文「アジャラカモクレンテケレッツのパ」と唱えれば病人は治って元気になる。
やってごらんと指示を言われた。男は半信半疑で自宅長屋で医者として開業するところからお噺ははじまる。 まだ 怖くないよ。
日本橋の大店の越前屋の番頭がやってきて、当家の主人を見てくれという長く寝ついているとのこと、行ってみたらなんと死神は足元に座っているのが見えた。礼の呪文を唱えて、手を打つと死神は消えていなくあり、ご主人は起き上がりお腹がすいたと何か食べたいと元気になる。このような事が何回かあるともう江戸中に評判になった。商売繁盛し儲けた。
ここで終わてば、落語にはならないね。
それで第二幕へ
金儲けがうまくいくと、遊び続けていたら、金がなくなった。そこでまた、金儲けとして医者を始めた。そんな時に麹町伊勢屋伝右衛門から向けがきて、診察として伺ったら枕元に死神がいる。
さて困ったそこで妙案を思いついた。死神が長時間そこに座っていたら居眠りをしだした。今がチャンスと店の若い者と布団をいっきに反転させて上下を逆にした。
その時にあの呪文「アジャラカモクレンテレッツ」唱えた。死神が気づくの遅れ、みごとに成功し、ご主人は元気になった。 これでまた金儲けをした。金をもらい家に帰って酒をのんでいた。
呪文は、その人にとっての、ゲンかつぎでもある。信じるのは自分のみである。これは意外に誰でもあるから不思議だ!
その時、死神が現れ、男を暗い穴蔵につれていった。そこには無数のローソクが並んでして、長い物、短い物、赤々と勢いよく燃えているものと多数ある。
その中で今にも消えそうなローソクを指し、これがお前のローソクだ。死神いわく、そもそもお前のローソクはもっと長かったがあの主人を助けたことで入れ替わってしまったんだ。と言われた。大変なことになった。
この第二幕では、この男の機転が、死神をもダマして、ご主人を助けた。助けたことには焦点があたらないのが、ポイントである。よく人助けはいい事と教わっていたのに。
実はこれはいい事のように見えて、実は全て自分の為、欲の為にしたことである。私利私欲がないからい人に良い事いのだ。それ以外はビジネスになってしまうから。注意しないといけない。
あの稲盛さんも言っておられます。「利他の気持ち」自己でではない考えが大事です。
稲盛さんは人生の師です。
落語「死神」は怖いのか!ここからが面白い!
男は死神に「助けて欲しい」と懇願する。死神はそこで新しいローソクを1本差しだして、「お前のローソクが燃え尽きる前にこの新しいローソクに火を移せば助かる」と話した。
男はそのローソクを受け取り、短くなっているローソクから火を長いローソクに移そうとするが緊張していて、手が震えてなかなか火がつかない。死神からは早くしないとお前のローソクが消えると言われる。男はさらに焦り、手が震え、火がうまくつかない。最後にあ~消える。
ここで演者である落語家が倒れて終わる。
落語にしては怖い終わりからであるが、それまでの経緯、状況描写が落語家の腕と言うか、言葉の技がさえる場面である。いかに人間はおろかであるかを描写する。
でも皆さん、人間には欲があるから、仕事に前向きに改善提案、改革に労力をすすぎ込めるのです。欲がなければ科学は進歩しなかったでしょう。宇宙に人が行くことも不可能でしたし、スマホなども開発されなかったのです。
欲はものすごいエネルギーを作りだす原動力です。もっと豊かになりたい。もっといい暮らしがしたい。もっと〇〇したい。年齢・男女に関係なく欲があることで経済が多くなっている。
欲といわれる物として、食欲、独占欲、性欲 といろいろあります。あなたは一番はなんですか。 私はやはり、食欲 美味しい物を食べたい これが一番です。だから仕事しるんです。
アメリカは欲の固まりで世界最大の経済力・軍事力を有しています。建国200年強でです。
みなさんも一生、人生が終わるまで欲を持っていきましょう。人生を楽しむひとつのコツです。
落語「死神」は怖いのか!日本人の今はどうか!
余談っですが、日本人 男性 平均寿命 78歳 女性 85歳 と言われています。これは今 20歳のかたであれば、男性は58年、女性は65年 生きられる計算です。
余命はどのくらいかと言うと、これば実に面白い。年齢が90歳になった人は、寿命を通りすぎています。余命が増えていると言うことです。
寿命は若くてまだ、その年齢まで生きていない人のこと、余命は、今その年齢を生きている人のことです。人間あと何年生き延びるかわかりません。よって寿命と余命も人それぞれなのです。 だから今日、今 ジャストインタイムを一緒懸命に生きないともたいないのです。
ただし、たまには休憩 ひと休みも大事です。
みなさん 今日 今を楽しんでますか。楽しましょう。
落語「死神」は怖いのか!人間が一番怖い!
落語の死神のお噺をしていましたが、これは死神がいることで起きることです。今 社会では「健康にいいと思って飲んでいた健康サプリメント」で体調も命も亡くしてしまう方もいます。 きっと開発された方はみんに喜んで健康になってもらいたいと思ったのでしょう。
しかしこの事件が発覚した時に会社としてとるべき行動が少し間違っていたようです。そのために一生懸命に働いていた社員・従業員も辛い時間となってしまいました。経営者トップの判断がここまで重要と考えさせられた事件です。
経営者はあのローソクを次世代につないでいく仕事があるので、今あの会社はローソクをつなぐことができるかの瀬戸際です。社員のために今が一番のがんばりどこですよ。社長!
落語「死神」は怖いのか!人間は面白い!
死神が出てくると、死ぬことがクローズアップされます。いつかは生あるものは終わりがあります。人間も死神も!
その生ある時に何をしたのかが、考えていますか。
毎日 自己判断しながら前へ進んでいるはずです。お昼に何を食べような。カレー、から揚げとか。そしてから揚げを自己判断して食べている。この繰り返しが人生です。
この繰り返す自己判断を、悔しがったり、失敗したと思ったり、やった成功と思ったりしてみんな生きています。これが楽しいです。
いつか終わりがきますから、今 自己判断を楽しみましょう!
明日は「何が」起きるか 楽しみましょう。死神が現れたら、死神を頼ったらどうですか。頼られたことが無い死神は戸惑って、逆に死神が死ぬかも。なにてね。
明日に前進、進め!!
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