新宿末廣亭とは、どんなどんなこところ、何をやっているのか知らない。教えてください。
新宿末廣亭は、江戸時代~昭和の趣を残した建物と雰囲気に魅了される人が多い。
大都会・東京新宿三丁目といえば、伊勢丹をはじめ様々なショップが立ち並ぶ街並みが有名。
その日々変化する街の中に末廣亭はあり、まさに現代の奇跡と言える存在だ。
昼12時から夜8時頃まで、落語や漫才など笑いをたっぷり楽しめて、料金はなんと3,500円。
昭和から40年以上落語を愛し、通い続けてきた私がその魅力を紹介する。
落語はお客さんの前で演じて初めて完成する芸だと思うからこそ、生で見て、聴いて、感じてもらいたい。さあ、寄席へ行こう。
落語は究極にひとり芝居です。ひとりで何人でも、男も女も、侍から大工まで全ての人を演じます。
また、道具の描写も、手ぬぐい、扇子で書物から剣、荷物運びの天秤棒まで表現する。

新宿末廣亭はどこに座るのがいいか。いついくのがいいか。教えましょう。
木戸銭を払って場内に入ると、基本は自由席なので好きな場所に座れます。
座るなら高座に向かって左側がおすすめ。
右側は入口があり人の出入りが多く、冬は外気が入って少し寒くなります。
左側の中でも選び方はいろいろあり、演者を間近で見たいなら最前列へ。
距離は2〜3mほどで、化粧まで見えて脚も伸ばせますが、近すぎて首が疲れるかもしれません。最前列の魅力は紙切り芸人の時にリクエストしやすく、作品をいただけること。
これを楽しみに来る人もいます。
通路側は出入りしやすい反、人を通す必要があり、中央は逆に出る時に通してもらう必要がありますが舞台全体を楽しめます。
おすすめは左側通路沿い前から3列目あたり、その列の中央付近で、高座横のエアコン効果も感じやすいです。
さらに空いていれば左側の桟敷席が最高で、脚を伸ばしたりあぐらをかけたり、資料や弁当も広げやすく、前方ならエアコン効果も抜群です。
末廣亭は土日は混むので避け、有名落語家出演時は開演1時間前に並ばないと良い椅子席は取れません。
平日なら出演者が事前に分かるので、お気に入りの落語家さんの平日公演がおすすめです。

新宿末廣亭には、友の会があるです。どんな会でしょうか。教えましょう。
最近は「友の会」という言葉もあまり耳にしなくなりましたが、昭和の雰囲気を残す「末廣亭」には今も健在です。
末廣亭友の会に入会すると、年に3か月有効の入場券が4回配布されます。木戸銭は大人1人3,500円なので、4回分で14,000円相当。
年会費は12,000円で、2,000円お得になります。さらに入会記念として「扇子」「末廣亭名入り手拭い」「湯飲み茶碗」の3点から好きな2点がもらえます。おすすめはやっぱり外せない「扇子」。
記念にもなり、自宅の和室や洋室のワンポイント装飾にもぴったりです。
「手拭い」と「湯飲み茶碗」はどちらも実用的で迷いますが、手拭いは日常使いにも飾りにもよく、湯飲み茶碗は日曜の夕食後に笑点を見ながらのお茶タイムに最高です。
新宿末廣亭では、知る人ぞ知る寄席専門の雑誌も販売されています。
雑誌「東京かわら版」は月1回発行され、東京都内の有名書店で販売されています。
一般的な街の書店では手に入らず、寄席や落語好きの方が購読する専門的な雑誌です。
新宿末廣亭に行く方なら、会場内の売店でも購入可能です。
「東京かわら版」を持参し、末廣亭で木戸銭(通常大人3,500円)支払い時に提示すると300円割引となり、3,200円で入場できます。
さらに65歳以上ならそこからさらに300円引きの2,900円になり、昼から夜まで楽しめます。毎月28日発売で、翌月以降の寄席の公演スケジュールや落語家の出演予定が詳しく載っており、応援したい噺家や若手の成長を計画的に観られます。
また、各月ごとの日本古来の呼び名や縁日、日々の行事、季節の催し、落語家や演芸関係者の命日なども記載されており、読んでいるだけで季節感や文化を感じられる内容となっています。
新宿末廣亭は入場しなくても楽しめます。建物、装飾などそこは、江戸時代です。
新宿末廣亭は、新宿三丁目交差点からすぐの、大都会東京のど真ん中にあります。
建物は京都太秦の「太秦映画村」に登場する時代劇の芝居小屋のような雰囲気を漂わせています。
入口には出演する落語家の名前が書かれた大きなのぼりが立ち、木札には当日の出演者名が掲示されています。
名前は「落語文字」と呼ばれる独特の太い筆致で書かれ、楷書体に近く点や線をはっきり描くのが特徴。
「文」「女」「遊」などは隙間を減らし少し崩して書かれます。
この看板に名前が載ることで、一人前の落語家になったと実感する若手もいます。
一枚の看板から「一枚看板」と呼ばれ、寄席文字は歌舞伎文字と共に江戸時代に発達した芸能文化として今も受け継がれています。
同様に「歌舞伎文字」や「相撲文字」も江戸時代から続く太くて個性ある文字文化です。
こうして新宿末亭を訪れるだけで、楽しい空間と時間、そして伝統芸能を間近に感じながら大笑いできます。
昨年は映画「国宝」で歌舞伎が注目されましたが、今年は落語が注目されるよう、「寄席」に行って芸人を応援しましょう。



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