今年もようやく寒い冬が終わり、春が訪れました。
春と言えば、やっぱり「桜」と「花見」です。
花見の季節には、花見と一緒に笑える噺が欠かせません。
そこでご紹介します。
落語と言えば滑稽な噺や人情噺を思い浮かべますが、実は経済についての教訓や道しるべを寄席で語っていることをご存じですか?私も知らずに調べてみたら驚きました。このブログを読めば、日本の「失われた30年」が理解でき、友達に自慢話もできちゃいます。ぜひお楽しみに!
現在の中国経済も日本と似たような状況になっています。
でも、経済は生き物です。これを落語と一緒に笑い飛ばしましょう。
落語にでる花見お酒噺からをご紹介!
落語の「花見酒」という噺があります。江戸の下町長屋に、酒好きで知られる辰さんと熊さんが住んでいました。
桜の季節になり、兄貴分の辰さんが「浅草や向島で桜がきれいに咲いているらしい。あの辺りは茶屋もなく、桜を見て帰るだけだ」と話します。「そこに俺たちが酒を運んで、一杯10銭で売れば大儲け間違いなしだ」と盛り上がり、江戸の知り合いの酒屋から三升の酒をつけで買い、二人で酒樽を天秤棒で担ぎ、浅草・向島へ向かいました。
最初は稼いでたっぷり飲むことを楽しみに運んでいましたが、後ろを担いでいた熊さんが我慢できなくなり、「商売の酒をただで飲むわけにはいかないが、財布の最後の10銭で一杯買わせてほしい」と頼みます。辰さんは「しょうがない」とその10銭で一杯を売り、熊さんは飲み始めました。しばらくして今度は辰さんが「俺も飲みたい」と言い、先ほど熊さんからもらった10銭で一杯買って飲み始めます。すると熊さんもまた「今の10銭で俺も一杯」と続きます。
こうして二人は代金10銭を行き来させながら酒を飲み続け、浅草・向島に着く頃には三升すべて飲み干してしまいました。桜の見物客が「ちょうどいい時に酒を売りに来た!」と喜びましたが、樽にはもう酒がありません。
辰さんが熊さんに「三升売れたのだから、どれくらい儲かった?」と聞くと、熊さんは財布を出して「10銭しかない」と答えます。「三升売ったのに10銭とはおかしい」と考えた末、二人で交互に10銭で買って飲み干したことに気づきます。「あ、そうか。そりゃムダがねえや」と笑い話のオチとなり、観客が大爆笑するという噺です。
これが経済にどう関わるかは、また調べてお話します。
落語花見酒を経済GDPと連動して考えた不思議その①!
落語のお笑い噺は、辰さんと熊さんが、酒を売って儲けようとしたが、途中で熊さんが10銭で一杯、今度は辰さんが10銭で一杯と、カネを双方で繰り返して払いながら、浅草向島に着いた時には酒は空っぽになる。売り上げは10銭だけと不思議は笑い噺です。
これは、経済で見ると、「おカネがクルクルと回っていて、繁栄しているように見えるが、所詮同じところをグルグル回っていだけ」 これは日本国内でおカネがクルクル回っているだけで、外貨のかっとくとか、実質的な富の増大に何も寄与していない。
これが止まると、何も残っていない虚構だったときずく。これはまるで、平成の「バブル」のようで、景気はよく思っていたが、実は同じとこでおカネが循環していただけのことで、それが止まると、何も無いことが解る。考えさせられることです。
落語花見酒を経済GDPと連動して考えた不思議その②!
この落語の噺を、もう一つの考えで見てみると、この辰さん熊さんの仕事を詳細に分析してみた。
二人は自分達で酒を飲みあかして、購入代金である借金を増やした。手元には10銭しかない。しかし、三升の酒の分量、GDP 国内総生産は増えている。
GDPとは、最終消費物の販売価格の合計である。これは生み出された付加価値である。 この落語にあてはめると、サービスの最終消費の総額となるので、辰さん熊さんが飲んでも、花見客が飲んでも同じになる。
あるべき合計金額が、経済成長したことになる
これで、景気がよくなるとと考えて、みんなで借金すればいいのだと考える。ではこの借金はどうするのか。
まるで、日銀と政府が金と国債のやり取りして、景気がいいと言い。資本を身内で回しているだけで、借金を増やしているだけと話す、経済学者もいる。
落語花見酒を経済GDPと連動して考えた不思議その③!
90年代米国経済は、低所得者向けのサブプライムローンを組んだ債務担保証券を世界中にバラマキ、まるで悪酔いさながらに、国際金融危機と世界同時不況を引き起こし、米国政府は金融機関に巨額の救済資金を投じ、経営破錠した自動車メーカーを国有化さざろえなかった。
会社が大きすぎて倒産できなかった。まるで、空っぽになった酒瓶(会社の債務)を政府の資金(税金と国債)で埋めわせるしかないなかったのである。
落語家の噺である「花見酒」を江戸時代からあったのであるから、江戸の庶民はこのバブルを予言していたのかも知れない。
このように経済を落語の中で勉強すると実によく理解できる。 経済学はこのように実践で使えると教育するべきと理解した。
いかかがでしたか、落語を聞きたく、経済を勉強したくなりましたでしょう。
また、新しい発見したら報告します。お待ちしています。

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